「テナーウクレレを買ったけれど、思ったより弾きにくい……」そんなお悩みを抱える方へ。日本ハワイアン音楽協会元理事で島村楽器ウクレレ講師の日下貴博が、原因と対処法を徹底解説します。既にテナーを購入した方も、後悔を解消するヒントがここに！
テナーウクレレが弾きにくいと感じる【3つの特徴】
- ネック幅の違い
ソプラノやコンサートに比べネックが太く、手の小さな人や指が短い人はコード押さえに苦戦しがち。特に「CコードからG7」への移動時に指が届かないケースが多発。 - スケール長の影響
標準サイズ（約43cm）のため、フレット間隔が広くストレッチが必要。初心者が「高音域のメロディ演奏」で精度が下がりやすい傾向があります。 - 弦の張力の変化
長いネックによるテンション上昇で、ソフトなタッチが難しいと感じる方も。低音弦（4弦）の響きをコントロールする技術が求められます。
こんな人は要注意！ テナー不向きチェックリスト
- 手のサイズが15cm以下（親指～小指最大広げ幅）
- ソプラノウクレレから急にサイズアップした
- コードチェンジ時に「手首が痛くなる」と感じる
- フィンガーピッキングよりストラム奏法がメイン
※該当者でも後述の解決策で改善可能です！
日下貴博が教える【テナーウクレレ攻略法5選】
- 「親指ポジション」を変える
ネック裏に親指を垂直に立てるのではなく、45度斜めに配置。手のひらをネックから浮かせると指が届きやすくなります。 - ローテーション弦のススメ
高張力のAquila弦ではなく、Worth Brown BMなど柔らかいフロロカーボン弦に変更。押弦力が20%軽減されます。 - カポタスト活用術
2フレットにカポを装着すると実質スケール長が短縮。特に女性向けレッスンで効果を実感しています。 - チューニングをLow-Gに
4弦を太いLow-Gに変更すると、コード押さえが安定。ハワイアンサウンドにもマッチします。 - 日下式ウォーミングアップ
練習前の指ストレッチが効果的！人差し指～小指を1本ずつ反らせ、10秒キープ×3セットから。
「テナー買って後悔……」への逆転戦略
ケース1：全く弾けない場合
→ 「ソプラノ用チューニング（D6調弦）」に変更 通常GCEAより全弦2音上げ、ネックテンションを軽減。高音域が明るくなる副効果も。
ケース2：サイズ感が合わない
→ 「エレキウクレレ化」で解決 テナー用ピックアップ（例: LR Baggs 5.0）を装着し、アンプ経由で演奏。小さな力でも豊かな音量を確保できます。
ケース3：モチベーション低下中
→ 「テナー専用レパートリー」に挑戦 日下貴博おすすめ曲：
- 「Over the Rainbow」イズラエル版アレンジ
- 「Blue Roses Falling」ハワイアンスラックキースタイル
低音の響きを活かした演奏がテナーの真価を発揮！
プロ講師・日下貴博からのメッセージ
「テナーウクレレは『大人の手に最適化された楽器』。当教室では、手のサイズ測定から最適な練習プランを作成。ハワイ現地で学んだ奏法を応用した独自メソッドで、3ヶ月後には90%の生徒さんが弾きやすさを実感されています。諦める前に一度体験レッスンへ！」
[島村楽器ウクレレ教室 日下貴博レッスン概要]
対応教室：横浜・東京・名古屋・沖縄他全国12拠点
特典：初回レッスンでハワイアンソングの楽譜をプレゼント
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執筆者プロフィール
日下貴博：日本ハワイアン音楽協会元理事。Sean Na’auaoやJosh Tatofiらハワイトップアーティストの日本公演をプロデュース。2023年iTunesワールドチャート30位獲得。
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